結婚式の引き出物は、産地直送の選び抜かれた品物を

家族で受け継ぐ瀬戸染付焼の伝統
モダンで手書きの温もりが伝わる眞窯の器

愛知県瀬戸市

眞窯の器が毎日使いたくなる3つの理由

  • 柔らかで美しい白、伝統的技法である流し込みで作られる磁器
  • 瀬戸染付焼らしい藍色で自然を写し描くシンプルモダンな絵付け
  • 200年の歴史と、親子3人独自の作風が織り成す「暮らしの器」

やきもののまち、愛知県瀬戸市

東海地方の愛知県、北中部に位置する瀬戸市は、人口約13万人。
「自然と伝統と焼物のまち」をPRしており、陶業が盛んな街だ。
「瀬戸でつくられたもの」に由来する「せともの」という言葉は、
今ややきものの代名詞として用いられるほど。
周囲を小高い山々に囲まれ、丘陵地帯には瀬戸層群と呼ばれる
地層があり、やきものの原料となる
良質な陶土やガラスの原料となる珪砂を豊富に含んでいる。
また、やきものの絵付にも多く描かれているように、
四季折々に変化を見せる豊かな自然環境は、
瀬戸の窯業の発展を長きに渡り支えてきた。

瀬戸染付焼 伝統の技で生活に溶け込む器を作る

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創業100年、三代続く窯元「染付窯屋 眞窯」

1919年に創業した瀬戸の窯元「染付窯屋 眞窯」。戦後から染付を手がけ、三代目となる加藤眞也氏が受け継いでいる。瀬戸の伝統的技法で祖父の代から続く流し込み・鋳込みを見直し、その特長を活かして手軽で清潔感のある器づくりを行っている。眞窯の器は、スタイリッシュな中に手描きの温もりが残るものづくりを心掛け、現代の生活にもよく馴染む。現在作陶するのは、三代目・眞也さん、妻の美穂子さん、四代目となる娘の真雪さんの3人だ。染付が非常に美しく繊細で絵画としての完成度も高く、「染付窯屋」と名乗るのも頷ける。

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眞也氏は繊細さの中に凛とした力強さを感じる染付、美穂子さんはのびのびとおおらかで優しい風合い、真雪さんはモダンでスタイリッシュと、三者三様の作風で作陶している。そんな絵付が施される器は、粘土を水に溶かして作った泥漿(でいしょう)を石膏型に流し込み成形される。流し込み成形と染付が大好きだと語る眞也氏の器を手に取ってみると、それを表すように磁器は一つ一つ丁寧に仕上げられていることが分かる。瀬戸染付焼の特徴である優しく味わい深い磁器の白い肌と、そこに映える青から藍色の呉須絵具で描かれた染付。暮らしの中で白と青のコントラストを楽しんでほしいという思いで、眞窯は器作りを続けている。

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それぞれのやきものに対する思い

眞窯の三代目、加藤眞也氏はやきものに対してとても誠実な印象を受ける。「流し込み成形と染付が大好きです。」と語ることからも分かるように、やきものを作ることをとても楽しんでいる様子が窺えるが、器を手に取ると、楽しむだけでなく使う人を思ってひとつずつ丁寧に仕上げられていることが分かる。幼いころから花の絵を描くことが大好きだったという美穂子さんは、窯屋と結婚したら焼き物に絵を描いていた。今では使う人の暮らしを想像しながら、一筆一筆、絵付を行っている。4代目となる娘の真雪さんは、器だけでなくアクセサリーなども手掛けながら、国内外でやきものの可能性を広げている。

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陶磁器の産地として1000年の歴史を有する地で、瀬戸染付焼という200年の伝統を受け継ぎながら、創業100年の眞窯は、三者三様の思いとそれぞれの作風でやきものを作っている。3人の表現方法は違えど、現代の人々の暮らしに寄り添いとけこむものを作りたいという思いは皆同じだ。それを証明するように、眞窯の器は料理を盛りつけたり飲み物を注いだ時の様子が、まるで昔から使い続けていた器のようにしっくりと食卓になじむのが分かるだろう。

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優しく広がる美しいグラデーションの染付が
ほっとするひと時を優しく包み込む素敵な贈り物

藍から青への美しい濃淡 瀬戸染付焼「木の葉ペアカップ」(加藤美穂子)

愛知県瀬戸市の特産品「瀬戸染付焼」。柔らかで味わい深い素地と日本画風の精緻な絵付を藍色の呉須絵具で描くのが特徴。家族で瀬戸染付焼の伝統を受け継ぎ、現代の暮らしに合う器づくりを続ける窯元「眞窯」の加藤美穂子による木の葉のマグカップ。細く繊細な枝にのびのびと広がった木の葉の絵付で、手書きによる優しく柔らかいグラデーションからは温かみを感じる。

発送可能時期:藍から青への美しい濃淡 瀬戸染付焼「木の葉ペアカップ」(加藤美穂子)

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