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砥部焼240年の伝統を大切に守りつつ
すこし美しく、すこし楽しく、
すこし挑戦したうつわ創り

愛媛県伊予郡砥部町

個性豊かな表現で作られる温もりあるうつわ3つのポイント

  • 象牙色のあたたかみある白磁
  • 伝統の技を継承しつつ、ポップでモダンな絵付け
  • 和食器のなかでも特に丈夫といわれるほど、強く扱いやすい砥部焼のうつわ

変化に富んだ緑豊かな自然と、
無尽蔵の磁器原土「愛媛県砥部町」

砥部焼の発祥地・伊予郡砥部町は山に囲まれた傾斜地の町。
奈良・平安時代から全国に名を知られた陶石「伊予砥」の
産地である。伊予砥を採掘した砥石山の一帯は「砥山」と
呼ばれ、その名残が「砥部」の地名の由来となったといわ
れている。
江戸時代より続く砥部焼は磁器創業以来、230年以上の歴史を
誇り、昭和51年に国の伝統的工芸品に、平成17年に愛媛県の
無形文化財に指定された。
戦後の厳しい時代も乗り越え、一時的な流行にも流されず伝統
技術を磨き続けてきた陶工達の努力が、現代まで続く砥部焼の
礎に他ならない。
現在では、約100の窯元が、手作り・手描きの伝統を守りつつ、
それぞれに個性ゆたかな表現を模索し、砥部焼の作品を作り
続けている。

すこし美しく すこし楽しく すこし挑戦

episode

砥部焼の伝統を大切に、挑戦したものづくり

すこし屋 松田 歩さん(松田窯)

あたたか味ある地肌の「陶器」と比べて「磁器」というと、白磁や青磁をはじめとしてクールなイメージがある。しかし、すこし屋では手仕事ならではの、温もりを感じられる器づくりにこだわり、手づくり、手描きで壺や花器、食器を作っている。すこし屋の器は「磁器」だが、象牙色のあたたかみある白磁なので冬でも冷たさを感じさせない。厚手でぽってりとした重量感、あたたかみある白磁の肌に、味わいある素朴な藍色の絵付けが魅力。絵付けは、繊細な模様を、染付、上絵を用いて描いている。砥部焼は和食器のなかでも特に丈夫といわれるほど、強く扱いやすく、程よい重みを感じる日々の生活になじむ器だ。

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「すこし屋」は、古くから生活の中で愛されてきた砥部焼の伝統を大切にしながら、今日の自分たちよりも「すこし美しく、すこし楽しく、すこし挑戦したものづくり」を目指した窯である。それはすなわち、昔も今もその時代の人の生活になじむように、「すこし」ずつ改良を重ねながら大切に受け継がれてきた伝統と技術だ。時代が移り変わり、人々の生活も変化していく中にあって、すこし屋の砥部焼はその変化に寄り添いながらも、先人たちがそれまで培ってきたものを引き継ぎ続けている。毎日使う器であってほしいから、きれいで美しく。使った人が幸せになるように、優しく楽しい。すこし屋は、そのために日々挑戦しながらものづくりを続けている。

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受賞歴が物語る、ものづくりに対する姿勢

松田さんは、1994年に砥部焼作家を志して以来、数々の賞を受賞されてきた。自他共に認められるその伝統技術は他の追随を許さない。2009年に優秀賞を受賞した「えひめ伝統工芸大賞」は、愛媛県の特産物の伝統を継承しつつも現代の人々が求めるようなものづくりを行っている技術者を対象としている。伝統を守るだけでなく、市場価値が高く、デザイン性の高い商品が選ばれる賞だ。まさに、すこし屋がものづくりの心としてきた「砥部焼の伝統」と「すこしの挑戦」が実を結んだ受賞だったと言えよう。その後、ギャラリーや美術館、百貨店などで個展を開催しつつ、現代の暮らしにフィットする器を作りながらも、砥部焼の伝統技術を継承していく姿勢は今も変わらない。

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■陶歴
1994年 砥部焼・亀田緑光氏に師事
1995年 愛媛県窯業試験場にて研修
1997年 佐賀県立有田窯業大学校卒業
1997年 有田焼・幸衛門窯入社
1998年 ながさき陶磁器展入選/西部工芸展入選/佐賀県美術協会展入選
1999年 愛媛県にて松田窯を開く
2005年 有限会社すこし屋設立
2007年 えひめ伝統工芸大賞 準大賞受賞
2009年 砥部焼新作展 大賞受賞
えひめ伝統工芸大賞 優秀賞受賞

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手ざわりがよくマットな質感と昔から人々に愛され
生活になじんできた可愛い梅の小紋は、
日ごろの感謝を改めて伝えられる素敵な贈り物

しっとりなじむ梅小紋の砥部焼 「夫婦茶碗」「フリーカップ」

和食器のなかでも特に丈夫といわれるほど、強く扱いやすい「砥部焼」。温かみのある象牙色の白磁で、しっとりとマットな質感となめらかな手触りが特徴。作家が丁寧に仕上げた器に、一点一点手書きされた小梅模様は可愛らしく上品な佇まいで、優しい雰囲気を醸し出している。
くらわんか碗といわれる、高台部分が広くて高めのペア茶碗は伝統的な安定感のある形ながら、どこかモダンな雰囲気。

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